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7.12015
人事評価の難しさ
こんにちは、住吉です。
最近は人事評価に関する仕事が多くなっております。
この時期に集中する理由としましては、
3月決算の企業様が、5月頃に決算書の作成を完了されて、
それをもとに人事評価を行われるためです。
ご存知の方も多いかと思いますが、
人事評価には、以下の2つの軸があります。
(1)売上や目標達成度などの定量評価
(2)知識や勤務態度などの定性評価
人事評価の時期になると、被評価者はそわそわしますよね。笑
また、評価者にとっても、評価は非常に難しいものですが、
特に(2)の定性評価については、いかに客観的に評価できるかが非常に重要です。
「考課者訓練」という研修が行われたりもしていますね。
こうした研修などでは、必ずといって良いほど取り上げられるのですが、
やはり評価者の方も一人の人間ですので、
無意識のうちに評価が偏ってしまったり・・・と、
評価する際に、陥ってしまう傾向がいくつかございます。
もっとも代表的なものをご紹介させていただきます。
■ハロー効果
こちらは、ご存知の方も非常に多いのではないでしょうか。
ハローとは「後光」という意味を持ちます。
ハロー効果とは、被評価者の特定の目立った点に引きずられて、他の評価項目までそれに影響されてしまうというものです。
たとえば、こんな場合が挙げられます。
・Aさんは名門大学を卒業しているので、ビジネスパーソンとしても非常に優れている。
・Bさんは物静かな人なので、あまり仕事ができていない。
ポジティブ、ネガティブのどちらにも影響することがあります。
こうした傾向がある、ということを認識しておくことも非常に大事です。
・・・・ちなみに人事評価だけでなく、
恋愛などの日常生活にも、ハロー効果はあらわれるようです。
印象やイメージの与える影響は非常に大きいですね。
そのほかの傾向としては、
中央化傾向、寛大化傾向、対比誤差、論理誤差、厳格化傾向などがございます。
またの機会に、ご紹介させていただきます。