ブログ
11.252015
初心忘るべからず
こんにちは、住吉です。
11月下旬にしては暖かい日が続いているなあ・・・。
と思っていたのですが、今日は寒さが非常に厳しいですね。
体調など崩されぬよう、お気をつけ下さい。
さて、今回のブログ内容ですが。
「初心忘るべからず」
室町時代、父の観阿弥とともに、猿楽(現在の能)を大成した世阿弥の言葉です。
みなさまも何度も耳にされたことがあるかと思います。
「何事も、初めの謙虚な気持ちや志を忘れてはならない」
という意味で広く解釈されていますが、諸説あるようですね。
本日は一般的な解釈で、お話をさせて頂きます。
解釈が気になる方は、能楽情報のポータルサイトさんへ。 ⇒the能ドットコム
最近は、遠方への出張も落ち着いてきて、事務所で仕事をする時間が増えてきました。
(代表の長尾は、本日九州に出張しておりますが。笑)
やはり支援内容は事業再生案件が多いのですが、
人事考課制度の構築や、新しい企画立案も行っています。
また、定期訪問させて頂いているお客様の支援のひとつとして、
採用活動や新入社員の教育にも携わっています。
大企業と比較しますと、中小企業での新人教育は非常に難しいです。
体系化された教育制度などはなく、新入社員は入社後すぐ、現場での実務が始まります。
また、毎年継続して新卒採用を行っている企業も多くありませんので、
年次の近い先輩・上司でも10歳以上離れていたり、ということも往々にしてあります。
業務上での指導や教育は、実践を通して伝える場面が多くありますが、
たとえば気配りやビジネスマナーについては、ひとつひとつ丁寧に教えきれなかったり・・・。
やらないといけないとは分かっていても、難しいのが実情です。
今回は、こうした状況をふまえて、
お客様の新入社員さんと、
ビジネスマナーや社会人としての立ち居振る舞い等について、
ディスカッションさせていただくことになりました。
新入社員向けの本も、数え切れないほどありますが
今回は、解説が丁寧で読みやすいものをピックアップしました。
これらの内容をまとめてチェックシートを作成し、
新入社員さんにも自己評価して頂きながら、ディスカッションを進めていこうと考えています。
現在、チェックシートを作成中です。
また、私が内定者の時に読んで
本棚の奥に追いやっていた本を引っ張り出して読み返しました。
ふせんが多すぎるのはさておき、
当時のふせんと、読み返してつけたふせんの場所が全然違うんですね。
(黄色が当時、青色が現在です。)
よく、昔読んで内容がまったく理解できなかった本が、
数年後に読むと理解できるようになった、という話は聞きますが、
逆に、昔読んでいた本(かつ内容が原理原則や基本的なもの)を改めて読み返すのも、
新しい発見があって非常におもしろいです。
ちなみにこちらは、
ライフネット生命の代表取締役(当時は副社長)の岩瀬大輔さんが著された
「入社1年目の教科書」という本です。
当時ベストセラーになったので、ご存知の方も多いかと思いますが
ふせんが物語っているように、非常にお勧めの一冊です。
コンサルタント向けですと、
「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」もお勧めです。
これらの本を読み返してみて、
まだまだ出来ていないことばかりで、はっとさせられました。
「初心忘るべからず」
自分自身に、言い聞かせます。