この土曜日、日曜日は両日とも仕事でした。

土曜日の午前はお客様の全社会議にて１時間ほど、上半期のハイライトと今後の中期方針についてお話しさせていただきました。

３年ほど前に資金繰りの悪化からリスケジュールを行い（元本を棚上げし金利のみの支払い）、その間に固定費削減等、経営改善を図りました。すると外部環境も好転し、一気に業績が回復。給与を１０％下げていた状態から、給与アップ、賞与支給の再開、過去最高レベルの経常利益となり、金融機関の返済も約定に戻すことができました。来月でおそらく正常先と判断されるでしょう。

不思議なことに、予算を作成し、実績を追いかけるだけでなぜか業績というのは回復します。その要因が外部環境であるかもしれませんが、かなりの確率で業績は改善します。数字を眺め、感じ、判断するということが癖付いていくと、追い風が吹くので不思議です。

午後は、場所を移し別のお客様と研修施設で合流しました。一泊二日の合宿です。こちらは「寝食を共にし、お互いにわかり合う」というテーマで、新卒者、２年、３年目の若手社員を中心に人事考課制度の説明や経営者からの方針などを説明していただきました。

そして夜は座談会。２１時スタートの朝５時というロングランですが、これがまたハチャメチャで面白かったです。ちなみに私はトイレに行くふりをして

時半頃に離脱しました（笑）

ここ１年ほどはこの土日のように「現場を巻き込む」ということをテーマにしながらコンサルティングを行っています。いや、コンサルティングというよりも単なる”応援している人”かもしれません。コンサルタントとして様々なフレームワークやテクニックなどはそれなりに持ち合わせていると思うのですが、そこにはもう価値がないように思えて仕方がないのです（必要だがそれが価値の源泉ではないという意味です）。全社会議であれ、合宿であれ経営陣と幹部、社員をつなげることでプラスの推進力を発揮していただくことが

経営を強化するのに最もふさわしい方法だと気付いたのです。そのためには、時間を共有し、幹部や従業員が経営に参画しようとする貢献意欲や動機付けをする「場」が重要になるのです。今後もこういったスタンスの支援を継続し、活気のある中小企業になっていくためのお手伝いができれば良いなと改めて思った次第です。

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